先の『裏学院騒動』の際に入手した、『アリシア三世の手記』だ。
ほつ
なぞ アカシック・レコード
きさい
あらゆる敵勢力が欲する謎の禁忌教典。それに関する重大な情報が記載されているかもしれない手
記だが、内容は難解な魔術暗号で記述されており、解読は困難を極める。
アカシックレコード
やろう
ことわり
(俺達にやたらついて回る謎の禁忌教典...... ジャティスの野郎が言っていた〝世界の理を支配する力"
この際、その正体をじっくり探るのもいいのかもしれん)
じょうだん
はめつ
さすが たち
メイベルは、いずれ世界の破滅がどうのこうのと言っていたが、正直、それはピンと来ない。流石に質の
たく
ほう
悪い冗談としか思えない。
アカシックレコード
せの
だが、見込まれて託された物を放っておくのも、座りが悪い。
そもそも、あのアリシア三世が残した謎の魔術手記ということで、その内容に対する興味はあるし、
禁忌教典自体、ずっと気がかりではあったのだ。
こうきしん
まじゅつし さが
好奇心が猫をも殺すことを理解しつつも、それを捨てられない魔術師の性だ。
いそ
どうせ、特にやることもないなら、しばらく謎解きに勤しんでみるのも一興だろう。
ふぞく
ぶんけん
「んじゃ、まぁ。学院の附属図書館で、魔術暗号に関する文献でも探すか......」
あくび
もてあそ
背伸びを一つ、欠伸も一つ。グレンは手記を手で弄びながら立ち上がる。
かんさん
そして、考え事をしているうちに、すっかり閑散としてしまった教室を後にしようとした......その時で
あった。