マイの『地形之王ワールドマップ』 が原型となっているらしいが、 それに
含まれていた 「瞬間移動』 が、 未完成ながらも可能性の塊だったのだと。
その本質は 『一度行った事のある場所へ、 好き勝手に移動する
能力』ではなく、『あらゆる時空を超えて、 望む場所へと到達する
能力』 だったのだそうだ。
マイでは力不足で、 その本領を発揮出来ていなかったらしい。
ところが俺の場合、 反則的な 『時空間支配』 を有している上に、シエルさんが
言っていたように計測不可能なほどの膨大なエネルギーを蓄積している訳で······
確かに、この『時空間跳躍タイムワープ』 を使いこなせるだけの条件が
揃っていたのだった。
《時間と空間を支配する主様マスターならば、 時を超える
事など容易い事なのです》
と、シエルさんが自慢そうに言う訳である。
最初から、俺が何を望んでいるのかを、 全て見通していたのだろう。
という事で、どうやら本当に戻れそうであった。