Compsito
2024-09-24 23:43:11 UTC
「あ、あああ... ああああああ......ツ!」 すさ 途端、グレンの胸の内に、凄まじい多幸感が生まれた。 あまりの感動と幸福に、グレンは知らず知らず涙を流していた。 ち 「なんてことだ….....ここには全てがある...... 全ての〝〟がある......ツ!」 そう、ここは《意識の海》。人のありとあらゆる記憶と経験が眠る場所。 ゆえに、この場所で知り得ないことは何もない。 それは―魔術師にとって、なんていう至高の幸福であることか。 「う、あ あああ.. ああああ......」 ぼうだ いざな グレンは滂沱と涙を流しながら、何かに誘われるように《意識の海》を進む。 向かう先は――この《意識の海》 の中心に浮かぶ、一粒の種。 あらゆる、分枝宇宙、あらゆる次元樹の発生源。 この無限宇宙世界で、一番最初に生まれた、最初の魂。 オリジン・メロディ あらゆる魔術の元となる《原初の音》を発したともされる『原初の一』。 この世界の全て形作る根源たる第零特異点《原初の魂》。 それが今、グレンの目の前にある。 手を伸ばせば、触れられそうな所にある。 グレンが手を伸ばすと。