202 デート・ア・ライブ21
十香グッドエンド 上
あきら
しばい
ょう。わたくしは何一つ諦めていませんわ。何一つ捨てていませんわ。 紗和さんの死。わたくしの
罪業。その全てを清算してみせますわ」
「一体……どうやって。精霊の力はもうないんだぞ….....!」
士道が言うと、狂三はさらに笑みを濃くした。
こ
「ええ、ええ。 その通りですわね。けれど、なくなった、とはどういうことですの? 完全な消
滅? 何も残さない消失? 本当にそんなことがあり得まして?」
狂三は芝居がかった調子で肩をすくめると、両手を広げながら続けた。
まじゅつし
「思い出してくださいまし。そも、精霊とは何ものなのか。精霊は、ある日突然宇宙から飛来した
異星人でもなければ、無から生じた生命体でもありませんわ。魔術師アイザック・ウェストコッ
-が精霊術式を用い、世界に満ちるマナを集め集めて生成した魔導生命でしてよ。
まどう
ならば、精霊の消滅とは、一体何を意味するのでしょう」
っ」
士道は、小さく息を詰まらせた。