Compsito
2024-09-25 13:40:41 UTC
「左様」 ずさん 「それって、一体どういうことなんですか? 当時の術式構築技術が足りなくて作れなかったとか、そうい うことではないんですか?」 ルミアが不思議そうに問い返す。 杜撰だって......」 「ルミア。ルーン語が、この世界で生み出された最初の魂が発した音色...... 『原初の音』に近く作られた言 語だというのは覚えているな?」 すると、そのルミアの疑問に応じたのはグレンだった。 えいしよう とくしゅ 「あ、はい。ルーンが『原初の音』に近い言語だからこそ、その詠唱には特殊な発声術が必要ですし、私達 が表層意識上は意味を理解できなくても、深層意識下でちゃんと意味を理解できるんでしたよね?た だ、『原初の音』に近いと言っても、しょせん人が作った言葉だから、天使言語や竜言語と比べると、かなり りゆう 「ああ、そうだ。よく覚えてたな。で、話を戻すが、そのルーンを組み合わせて、魔術関数を作成し、その魔 術関数を組み合わせて、魔術式を作るわけだが...... ルーンじゃ、どこをどうやっても先の三要素を一つに 合成する関数と式が構築できなかったんだ。これは術式構築技術の不足というわけじゃなく、ルーンとい う杜撰な魔術言語そのものが抱えた問題で、ルーン語のポテンシャル・スペックでは、その術式を成すこと は不可能であるという証明までされちまった。これが、魔術言語ルーンの機能限界ってことだ」 かか かた すく そこまで一気に説明して、グレンが肩を竦める。